LOST ウェイトターン制TRPG


宮国紀行イメージ

宮国紀行 はじめに

 カーティス王国3代目国王アゼルの崩御より半年。喪明けにアゼル王の嫡子であるヤウズ王子の即位式を控えたこの時期、後宮入りする地方豪族の娘や、王子が募集した直属部隊への志願者、人の移動と集まりに商機を得ようとする商人など、多くの人々が王都カドゥンを目指す旅路にありました。「宮国紀行」でつづられるのは、そんな時代背景の中で、それぞれの理由によって辺境の城塞都市イスパルタから王都を目指すこととなった若者たちの長い旅路の物語です。

 ――というような前置きのもとでテーブルトークロールプレイングゲーム(以下TRPG)・LOSTのキャンペーンがスタートしました。それも、プレイしたらリプレイに起こして、それを読んでから次のセッションを行うという連載形式。LOST初の試みです。

 そのハードルの高さから、尻切れトンボとなってしまわないかいささか心配ではあります。ただでさえ、LOSTはほかのシステムに比べ、キャラクターが死にやすい傾向にあります。また、ゲームマスター(以下GM)を務めるわたしは、シビアで融通の効かない性格です。その条件下でこの企画を行うというのは無謀な気がしてなりません(汗)。しかし、きっとこのキャンペーンは、わたしを含めた参加者にとって貴重な経験となることでしょう。参加者共々、ぜひとも完走できるように頑張ります!

 さて、閲覧者の方へのご案内です。LOSTをあまりご存知ないという方は、このリプレイを読む前に、「LOSTとは」「神々が消失した世界」に目を通しておくと、理解の助けになります。ぜひご一読ください。

 では、LOSTキャンペーン「宮国紀行」のはじまりはじまり。




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