GM:
さて、ここから4ラウンド目に入るわけですが、あなたたちが最初のラウンドに飲んだ秘薬の効果は3ラウンド目の終了と同時に切れています。もし追加で秘薬を使う人がいれば、このタイミングでどうぞ。
メイジー:
焼け石に水かもしれないけれど〈回復の秘薬〉を飲んでおく。
そして、このラウンドもフェルナンドに1枚「ハンドオーバー」。
一同:
(特殊行動カードをセット)
GM:
続いて、イニシアチブ・フェーズに移ります。ここは勝負所ですね。
(コロコロ)
エリオット:
さっきからGMのダイス目よすぎるよぉ!
GM:
(べつにそんなことはないはずだけれど、窮地に陥るとそういった印象を強く抱きがちだよね……)
一同:
(コロコロ)
フェルナンド:
ついに年貢の納め時か。
アルフォンス:
くぅ、せめて酒のペナルティさえなければ、あとひとつ先に動けてたものを……。
エリオット:
ゴ、ゴメンね(苦笑)。
GM:
では、処理を進めていきますよ。
闇の精霊Cがメイジーをエンゲージ・エリア1へと引き込みます。そして、空中で奇妙な動きをとりはじめました。【誘いだし】を使用します。
フワフワ浮かんで揺れる闇の精霊のその動きに、アルフォンスは自分の意志とは関係なく、そちらに誘い出されてしまうことになります。
メイジー:
それは、【無効化】します。
「アルフォンス! こっちはワタシがなんとかするから、ほかのところをお願いッ!」
アルフォンス:
「わかった! あんま無茶すんじゃねぇぞッ!」
GM:
続いて、闇の精霊Aも【誘いだし】を使います。まず、アルフォンスをエンゲージ・エリア2に連れ込んで、そして、フェルナンドのことを奇妙な動きで誘い出しました。
エリオット:
じゃあ、ボクはゴーレムを連れてエンゲージ・エリア3に入るね。
フェルナンド:
大丈夫か? どこかのサポートに入ってもらってもいいんだぞ?
エリオット:
大丈夫。ゴーレムもあと2点ダメージ与えれば倒せるし、ボクはまだダメージを受けていないから、やれるだけやってみるよ。
フェルナンド:
こんなときまで、さすエリかよ(笑)!
アルフォンス:
もう全部エリオットひとりでいいんじゃないかな?みたいな(笑)。
エリオット:
いや、さすがにそんなことはないよ(笑)。
GM:
(たしかに、戦闘時のエリオットの頼もしさは凄いね。普段がアレだけれど 苦笑)
GM:
では、エンゲージ・エリア1。闇の精霊CがINTでメイジーに攻撃します。攻撃値は(コロコロ)20です。
メイジー:
うそでしょ? ゴクリ……。
(コロコロ)7。あー、2点ダメージを受けて倒れた。やっぱり〈回復の秘薬〉を飲んでも意味なかったよー!
フェルナンド:
まったく、貴重な〈回復の秘薬〉を無駄遣いしやがって(苦笑)。
GM:
(そんな辛辣な 笑)
これで、メイジーは戦闘不能となりました。昏倒したわけではないので会話などは自由に行えますが、戦闘からは除外されます。
メイジー:
みんなー! あとはよろしくねー!
GM:
続いて、エンゲージ・エリア2。闇の精霊AのDEX攻撃です。攻撃値は(コロコロ)11です。
アルフォンス:
(コロコロ)1ーッ! 大失敗!
フェルナンド:
おいおい、肝心のお前が大失敗したらサポートできないじゃないか!
アルフォンス:
じゃあ、1点ダメージを受けて耐久値が0になった。
「うわぁぁぁ……」
メイジーに続いてオレも倒れた。
フェルナンド&メイジー:
これは……。
GM:
(あらら、全滅コースが見えてきたかな……)
エリオット:
え? あれ? アルフォンスはまだ戦えるよね? だって、アルフォンスがこのラウンドでセットしていた特殊行動カードって……。
アルフォンス:
え? あッ! 危ねーぇッ! そうだった、そうだった。自分でこいつをセットしてたことを忘れてた(笑)。
【執念】を使ってなんとか持ちこたえた!
一同:
(笑)
GM:
本当にギリギリのところで踏み止まりましたね(苦笑)。
エリオット:
じゃあ、次はエンゲージ・エリア3のボクの番だね。ゴーレムにINTで攻撃。
(コロコロ)25。
GM:
ゴーレムの防御値は(コロコロ)17です。ダメージを1点与えましたが、ゴーレムはまだ倒れません。
GM:
さて、後攻に移りますが、エンゲージ・エリア1のメイジーが倒れてしまったので、エンゲージ・エリア2からどうぞ。
アルフォンス:
STRで闇の精霊Aに攻撃。
フェルナンド&アルフォンス:
(コロコロ)
アルフォンス:
オレの攻撃値のほうが高くて、26!
GM:
闇の精霊Aの防御値は(コロコロ)17です。1点のダメージが入って、闇の精霊Aは消滅しました。
そして、エンゲージ・エリア3では、ゴーレムがエリオットに対して拳を振り下ろします。STR攻撃で、攻撃値は(コロコロ)28です。
フェルナンド:
オーイッ! GMの出目、良過ぎだよ。これで、エリオットも戦闘不能なんじゃないか?
エリオット:
(コロコロ)防御値は11……。このままだとヤバイので【鉄壁防御】を使用します。
(コロコロ)追加分を足して、防御値が18になった。よっし! ギリギリ1点のダメージで止まったね。
GM:
これで4ラウンド目が終了です。
そして、ラウンドが終了したので、ここでレイモンドが1点のダメージを受けました。残り耐久値は2点。実質、次のラウンドが終わるまでにゴーレムたちを倒せないと、レイモンドの敗北が確定します。
フェルナンド:
ああ……レイモンド様……。
メイジー:
ちょっと、時間のかかりすぎる戦い方をしちゃったからね……。
フェルナンド:
いや、それよりもGMのダイスの出目が高すぎるんだよ……(苦笑)。
GM:
(全体的に見ればそうでもないはずなんだけれど、エリオット共々かなり弱気になってるねぇ……)
メイジー:
こうなったらあれだよ! 【奥の手】を使っていくしかないね!
【奥の手】は強い相手が出てきたときに使うためにあるんじゃなくて、GMの出目が高いときに相殺するためのものなんだよ(笑)!
GM:
さて、いよいよレイモンドの命運を決する5ラウンド目のセット・フェーズです。
一同:
(特殊行動カードをセット)
GM:
そして、イニシアチブ・フェーズ。ここで先手をとれるかが重要ですね。
(コロコロ)
一同:
(コロコロ)
アルフォンス:
うわぁぁぁぁ、ダメだぁ……。メイジーが抜けたかわりに頑張んなきゃならないところだったのに、よりによってここで大失敗かよ……。
エリオット:
ボクは、ゴーレムをエンゲージ・エリア1に連れ込むね。
GM:
続いて、闇の精霊Cがアルフォンスのことをエンゲージ・エリア2へと連れていきます。
フェルナンド:
それは、【ガード】を使って阻止する。
GM:
ならば、闇の精霊Cはフェルナンドとエンゲージ・エリア2に入りました。これで、残されたアルフォンスはどちらのエリアへでも自由に入れるようになります。
エリオット:
「アルフォンスは先生のことを追ってッ!」
それはさらなるアルフォンスへの死亡フラグ(笑)。
GM:
まさか、アルフォンスに戦闘から離脱しろってことですか(笑)?
アルフォンス:
まあ、そういうわけにもいかねぇし、エリオットのサポートとしてエンゲージ・エリア1に入った。
「オッサンのことを追いかけろって言われても、こいつら片づけねぇことには行けねぇだろうがよッ!」
エリオット:
それじゃ、エンゲージ・エリア1の先攻。ゴーレムにINT攻撃します。
アルフォンス&エリオット:
(コロコロ)
アルフォンス:
攻撃値はオレの16がトップ。
GM:
ゴーレムの防御値は(コロコロ)13です。
アルフォンス:
「そこだッ!」と叫んで、ゴーレムに最後の一撃を加えた。
GM:
その攻撃で1点ダメージが入って、ついにゴーレムは戦闘不能となります。アルフォンスがゴーレムに両手剣の一撃を叩き込むと、魔力で人型を形成していたゴーレムは、ただの土塊となって地面に崩れ落ちました。
一方、エンゲージ・エリア2では、闇の精霊CがフェルナンドにDEX攻撃を仕掛けてきます。攻撃値は(コロコロ)11です。
フェルナンド:
(コロコロ)防御値は18だ。ここで、【カウンター】を発動!
GM:
ならば、闇の精霊Cは1点のダメージを受けました。残り耐久値は1点です。
フェルナンド:
そして、後攻。俺の攻撃だ。STRで一気に攻める!
「うおおおッ!」
(コロコロ)21。ズババババー!
GM:
闇の精霊Cの防御値は(コロコロ)7。その攻撃を受けた闇の精霊Cは、力なく解けて消滅していきます。
こうして、あなたたちはゴーレムと闇の精霊をすべて打ち倒すことに成功したのでした。
このラウンドの終了と同時にレイモンドはさらに1点のダメージを受けるのですが、なんとかギリギリ戦闘不能になることは避けられたようです。
フェルナンド:
危ない、危ない。危うく、もう1ラウンドかけるところだった。
GM:
さて、それではレイモンドとスカーレットのイベントシーンに進む前に、ドロップアイテムの処理をおこなっておきましょう。ゴーレム1体と闇の精霊3体分なので、全員1回ずつ判定できますね。
一同:
(コロコロ)
GM:
では、〈技の秘薬+2〉、〈知恵の秘薬+1〉、〈知恵の秘薬+2〉、〈回復の秘薬〉の4つが入手予定アイテムリストにプールされました。
フェルナンド:
使用したアイテムの累積数が多くなってきたから、アイテムドロップ率がかなり高くなってきたな(笑)。