GM:
さて、あなたたちは50メートル離れたところからカダたちに向かって近づいていくわけですが、相手に存在を気づかれた時点でイニシアチブを決定し、そこから戦闘処理を開始することにします。気づかれないように接近しようとするのであれば、移動時に《スカウト技能、もしくはハンター技能+実質敏捷度ボーナス+2D》の判定を行ってください。これに、移動手段が“小移動”の場合には+2、“迎撃移動”の場合には±0、“通常移動”の場合には-2の修正を加えます。
イーサ:
“全力移動”したときはどうなる?
GM:
“全力移動”したときには隠密行動はとっていないと判断し、判定の余地なく見つかります。また、カダたちの照らしている明かりの中に入った場合にも、判定の余地なく発見されてしまうものとします。
エルド:
となると、明かりの範囲ぎりぎりまでは慎重に近づいたほうが良さそうですね。
GM:
対するカダ側は、《スカウト技能、もしくはハンター技能+知力ボーナス+2D》に、雨が降っていることによるペナルティとして-2の修正を加えた判定を行い、その結果があなたたちの達成値以上であればその存在に気がつきます。
なお、アルに矢を射かけるのに集中しているカダと、人質を押さえている野盗2人、あと、現在荷馬車に乗っている案内役の男はこの判定に加わりません。つまり、野盗側で判定するのはひとりだけとなります。それと、もし30秒以内に戦闘が開始されない場合、カダはもう1回アルに攻撃します。それらを踏まえて、移動手段を選択してください。
イーサ:
ちなみに、人質が野盗に攻撃された場合って、どんな扱いになるんだ?
GM:
現時点で、人質を押さえつけている野盗は“息の根を止める”の準備を完了している状態です。その状態で攻撃を実行すると、追加ダメージに+10のボーナスがつきます。つまり、彼らの手番が回ってくるまでのあいだに、なんらかの対策を取らなければ、人質が一撃で殺されてしまう可能性もあるということです。
アゼル:
なるほど……。それじゃ、“通常移動”で移動しておこう。
イーサ:
俺も“通常移動”。
セルダル(GM):
そうなると、皆と足並みをそろえるため、セルダルも“通常移動”を選択します。
エルド:
僕は敵に隣接するつもりはないので、皆さんから少し遅れるくらいでいいですね。まずは“小移動”で様子をみておきます。
GM:
では、判定に移りましょう。野盗側の発見の達成値は、(コロコロ)7です。今回はあなたたちのほうが能動行動をとっているわけですから、同値以下だと判定失敗となりますので注意してください。
イーサ&エルド:
(コロコロ)成功!
セルダル(GM):
(コロコロ)セルダルはハンター技能を持っているため、楽勝で成功です。
アゼル:
(コロコロ)あ……。7は同値で失敗だ……。
イーサ:
おいおい、いきなりかよ。この距離で気づかれたら確実に人質を盾にされるぞ……。
アゼル:
すまん(汗)。“可能性”を使って判定をやり直す。今度こそ……。(コロコロ)なッ! こんなところで1ゾロッ!?
エルド:
なんてところで失敗してるんですか(笑)!
アゼル:
うーん。仕方ない。最後の“可能性”を使って、もう一度振りなおす! (コロコロ)成功! あぶなかったぜ! ……しかし、あっという間に保険がなくなてしまったな……。次はもう少し慎重に移動しよう。
予期せぬところでアゼルが“可能性”を使い切ってしまったものの、その後はなんとか発見されることなくエルド以外の全員がタイミングをあわせて明かりの中まで移動することに成功しました。なお、エルドは宣言通り、明かりの中には飛び込まず、少し距離を置いたところで“瞑想”を始めました。
GM:
では、明かりの中に入ったので、ここからはイニシアチブを振って順番に行動を解決していきましょう。
イーサ:
あれ? いま気がついたんだが、もしかして、この配置……初回の行動順が敵よりも遅いと……。
GM:
はい。なぜか、誰も人質の隣に立った状態から戦闘を開始しませんでしたからね。ご想像のとおり、イニシアチブ判定で低い値を出してしまうと、敵のほうが先に行動して人質に手を出されてしまう可能性が大です。
アゼル:
なあに、イニシアチブ判定で良い値を出せばいいんだろ! (コロコロ)よしッ! 6。
イーサ:
(コロコロ)4。
エルド:
(コロコロ)僕は2です。
GM:
それならば、まずアゼルの行動からです。
アゼル:
“小移動”でニルフェルに剣を向けている重戦士Bに接近して、そのまま攻撃する。
「ニルフェルを放せッ!」
軽戦士A(GM):
そこまで移動しようとするのであれば、その前に軽戦士Aが“離脱阻止”であなたの移動を阻害します。
「ん! なんだ、オマエはッ!? そこを動くなッ!」
(コロコロ)支配値は10。
アゼル:
(コロコロ)回避10でそれを振り切った。重戦士Bへの攻撃は、(コロコロ)命中値8。
重戦士B(GM):
「なんだとッ!?」
重戦士Bの回避値は、(コロコロ)6なので命中です。
アゼル:
(コロコロ)ダメージは8点!
「逃げろ! ニルフェル、逃げるんだ!」
この一撃によって戦闘の火蓋が切られました。
アゼルの素早い攻撃によって、ニルフェルが盾に取られる状況は何とか脱し、イーサもなんとか敵の行動より先にハージの隣まで移動することに成功します。
カダ(GM):
では、カダは“迎撃移動”しつつ武器を弓から短剣に持ち替えます。
「またテメェらか! 性懲りもなく何度も邪魔しやがってッ!」
アゼル:
「当たり前だ。この馬鹿者め! 覚悟しろ! 今度こそ成敗してやる!」
重戦士A(GM):
そのアゼルの言葉を遮るように、重戦士Aが声を張り上げます。
「いいや、そこまでだッ! それ以上動いてみやがれ。少しでも動いたら、この女の命はないぞッ!」そう言って、重戦士Aはハージの頭上に片手剣を振りかざしました。“待機行動”を選択します。あなたたちが次に動いた瞬間、それをトリガとしてハージに攻撃を加えます。
セルダル(GM):
しかし、セルダルはイーサの立ち位置を確認すると、重戦士Aの制止の声を無視してそのまま間合いをつめました。
重戦士A(GM):
「バカがッ! 動きやがったなッ!」
セルダルの行動をトリガに、重戦士Aの“待機行動”が発動します。そして、ハージに対して“息の根を止める”の効果が付与された攻撃が実行されました。
イーサ:
その攻撃を“身代わり”になって引き受ける!
「ハージさんッ!」
GM:
まあ、ここまでは十分想定される動きなわけですが、そう思いどおりにやらせはしませんよ。“身代わり”も移動系の行動なので“離脱阻止”や“範囲支配”の対象となります。
カダ(GM):
イーサの“身代わり”を阻止するべく、カダがダガーを振りかざしました。“離脱阻止”の支配値は、(コロコロ)16。
「させねぇよ」
イーサ:
“全力回避”で、それをかいくぐる! (コロコロ)13は失敗……。それでも、“身代わり”は強行!
GM:
なんと!
“離脱阻止”や“範囲支配”をされたからといって、必ず移動をキャンセルしなくてはいけないというわけではありません。正確には、移動をキャンセルしないと、必ず命中する追加ダメージ+10の攻撃を受けることになるというだけです。通常、追加ダメージ+10というのは致命的な一撃となるので、よほどのことがなければ移動をキャンセルするものなのですが、このときのイーサはそれをしませんでした。
カダ(GM):
「バカめッ!」
(コロコロ)ダメージは16点です。
イーサ:
“可能性”を使ってダメージ軽減! (コロコロ)5点軽減。そこからさらにダメージ減少値を引いて、8点食らった。
重戦士A(GM):
それで終わりではありませんよ。さらに重戦士Aのハージに対する攻撃がイーサのほうにいきます。ただし、この攻撃に“息の根を止める”の効果は適用されなくなりました。ダメージは、(コロコロ)4点です。
イーサ:
ハージさんに覆いかぶさるようにして、その一撃を受けた。
アゼル:
うおー。イーサの奴、本当に命懸けだな。これはほれる! 完全にフラグ立ったよ!
絶体絶命のハージをすんでのところで救ったイーサでしたが、イーサへの攻撃はこれだけでは終わりませんでした。カダの攻撃が情け容赦なくイーサの生命点を奪っていきます。
カダ(GM):
イーサに対するカダの攻撃は、(コロコロ)5点ダメージです。
イーサ:
くぅ。ついに生命点が半分切った。士気判定は、(コロコロ)6ゾロで成功ッ!
アゼル&エルド:
おおーッ!
GM:
ここで自動成功とは、やってくれますねぇ。
イーサ:
さて、俺の番か……。できれば回復魔法を使いたいところなんだが、アゼルのことを回復するのに精神点をほとんど使っちまったから、生撃ちできないんだよな……。とりあえずハージさんの手を縛っている縄を切っておこう。
GM:
それならば、攻撃判定で1ゾロ以外が出れば成功で構いません。
イーサ:
(コロコロ)成功。
「ハージさんッ、急いでここから逃げるんだッ!」
ハージ(GM):
では、手が自由になったハージは、自分の猿ぐつわをほどきはするのですが……。
(しばらく考えてから)
その場から逃げずに、勝負の行方を見守っています。
さて、イーサが鬼気迫る活躍をみせる一方で、少し離れた場所にいたエルドは、運悪く荷馬車を操縦していた案内役の男・軽戦士Bに発見されてしまい、人知れず戦闘状態に入っていました。
軽戦士B(GM):
軽戦士Bは、荷馬車から飛び降りると武器を引き抜いて、一気にエルドとの間合いをつめてきました。
エルド:
これはまずいですね……。しかたないので、準備していた“エネルギー・ボルト”を軽戦士Bに撃ち込みます。(コロコロ)物理ダメージで7点です。
援護射撃のために準備していた“エネルギー・ボルト”を、急きょ狙いを変えて軽戦士Bに放ったエルドでしたが、その一撃では軽戦士Bを止めることはできず、隣接されてしまいました。魔法使いは、敵から距離を置いた状態で強力な攻撃を加えられますが、その反面、いったん隣接されてしまうと瞑想する余裕が得られずジリ貧です。
エルド:
一撃で仕留められないのであれば、生撃ちで“エネルギー・ボルト”を連射します! (コロコロ)行使値は16!
軽戦士B(GM):
「連発だとッ!?」
軽戦士Bは驚愕の表情を浮かべます。(コロコロ)1ゾロで抵抗に失敗しました(苦笑)。
エルド:
ダメージは、(コロコロ)7点です。
軽戦士B(GM):
そのダメージで、軽戦士Bの生命点は半分未満になりました。士気判定は、(コロコロ)失敗。軽戦士Bは戦意を喪失しました。
エルド:
これでようやく、ほかの人のサポートに回れますね。
生撃ち分の精神点と引き換えに放った2発目の“エネルギー・ボルト”は、今度こそ軽戦士Bの士気をくじきました。士気を失った軽戦士Bは、一目散に林の中へと逃走していきます。
同じころ、アゼルは重戦士Bと軽戦士Aの2人を敵に回して、大立ち回りを演じていました。
アゼル:
重戦士Bに対して攻撃。(コロコロ)命中値は16。
重戦士B(GM):
(コロコロ)回避値は14です。
アゼル:
なら、ダメージは、(コロコロ)おッ! クリティカル! (コロコロ)よっしゃ、合計20点ダメージだッ!
重戦士B(GM):
その一撃を食らった重戦士Bは、その場に倒れました。(コロコロ)昏倒です。
軽戦士A(GM):
倒れた重戦士Bに代わって、軽戦士Aがアゼルに斬りかかってきます。(コロコロ)命中値は6ゾロ!
アゼル:
うわっ! 回避は、(コロコロ)失敗。
軽戦士A(GM):
ダメージは、(コロコロ)あまり振るわず、6点です。
アゼル:
それでも、鎧を装備してない状態で食らうと痛いな……。
イーサ&エルド:
え……?
エルド:
なんで、アルさんから借りた指輪を発動させてないんですか!?
アゼル:
いやぁ、なんだか使うタイミングがなくて(汗)。
自分たちから攻撃を仕掛けたのですから、戦闘開始前に発動させるチャンスはいくらでもあったはずなのに(苦笑)。そして、このアゼルの判断は、その後大きなアダとなるのでした。
軽戦士A(GM):
続いて軽戦士Aがアゼルに対して攻撃します。(コロコロ)命中値は13です。
アゼル:
(コロコロ)回避失敗。そろそろまずいかな?
軽戦士A(GM):
(コロコロ)お、クリティカル。(コロコロ)合計10点のダメージです。
アゼル:
うおうおうおーッ! 士気判定突入! (コロコロ)12でギリギリ成功!
この一撃でさすがに身の危険を感じたアゼルは、ついに指輪を使うことにしたのですが……。
アゼル:
それじゃ、ここで指輪の効果を発動。(コロコロ……出目は3)あッ! マジかよーッ!?
イーサ&エルド:
(爆笑)
アゼル:
指輪の魔力が消失した……。やっぱりな。ずっと、そんな予感がしてたんだよ……。
ニルフェル(GM):
なにやら追い詰められた様子のアゼルを、ニルフェルが心配そうに見つめています。なんだったら、かばってあげましょうか?
アゼル:
やめてくれー(泣)。
この後、アゼルは一撃受けたら倒れかねない状態で、戦闘終結まで軽戦士Aと戦い続けることになりました。
そして、肝心のイーサはというと、格上のカダを相手に回し、以前窮地から脱せずにいました。
カダ(GM):
「いい加減にくたばりやがれッ!」
カダがイーサに対して攻撃します。(コロコロ)命中値は16です。
イーサ:
“全力回避”で、(コロコロ)9は回避失敗。
カダ(GM):
ダメージは……。(コロコロ)ここでクリティカル発生です!
イーサ:
それは、“可能性”を使ってクリティカル阻止!
クリティカル阻止とは、相手のダメージロールでクリティカルが発生したときに、次の追加ロールを強制的に1ゾロ扱いにするというものです。
カダ(GM):
ならば、ダメージは8点です。
イーサ:
8点か……。これ以上ダメージを受けるわけにはいかないな。“可能性”を使ってダメージ軽減する。(コロコロ)3点減少。それでもまだ完全には防げないか……。よし、最後の“可能性”もここで使う。(コロコロ)さらにダメージを5点軽減させて、完全にシャットアウト!
カダ(GM):
「クソッ! 死にぞこないのくせに、粘りやがってッ!」
何度攻撃しても倒れないイーサを前にして、さすがにカダの息も上がってきました。
イーサ:
「この程度の軽い攻撃、何度食らおうが、俺は倒れないぜ!」
“可能性”を使い切ってしまったイーサのこの台詞は、まったくの強がりです。
カダの攻撃はとてつもなく正確で、パーティの中でもっとも高い回避力を誇るイーサでさえも、ひたすらサンドバッグのように攻撃され続けるしかありません。しかし、“可能性”をすべて使い切ってまでカダの攻撃に耐え続けたその粘りによって、イーサは仲間が援護してくれるまでの時間を稼ぐことに成功したのでした。
エルド:
お待たせしました。目の前の敵を片付け終わったので、これからイーサさんを援護します。カダに対して“エネルギー・ボルト”を放ちました! 行使値は、(コロコロ)12。
カダ(GM):
では、カダは“魔法抵抗”……するよりも“移動回避”で避けておくべきでしょうか……。
ちなみに、大抵のライト・ウォリアーは魔法抵抗力よりも回避力のほうが高いので、魔法を抵抗するよりも回避したほうが有利に戦闘を進められる場合が多いです。
カダ(GM):
いや、後方からのはじめて放たれた魔法攻撃を“移動回避”するのも不自然ですから、ここは“魔法抵抗”を選択しておきましょう。魔法抵抗値は、(コロコロ)10で抵抗失敗。
エルド:
ダメージは、(コロコロ)9点です。
カダ(GM):
不意の一撃を受けたカダは、「ちッ! ほかの奴らはなにやってやがるッ!」と言って、戦況を確認するのですが、すでに仲間が2人倒されている状態ですね。
自分たちの不利を悟ったカダは、一刻も早くイーサを倒して戦局をひっくり返そうと、必殺の一撃を放ちました。
カダ(GM):
「目障りな奴めッ! こいつで終わりにしてやるッ! 死ねッ!」
カダはダガーを握る手に力を込めると、イーサに対して“急所狙い”で攻撃します。
イーサ:
クソッ、今度こそなんとか“全力回避”を成功させないと――(と言ってダイスを握る)
ハージ(GM):
いえ、回避判定は行わなくていいです。
「もう、やめてッ!」
その一言とともに、ハージが身を挺してイーサのことをかばいました。
イーサ:
「なッ!? ハージさんッ!」
カダ(GM):
カダの攻撃は(コロコロ)命中値17で命中。(コロコロ)1回目の威力ロールはクリティカルして……。(コロコロ)合計11点のダメージです。
ハージ(GM):
イーサの“身代わり”となり、カダの鋭い一撃を背中に受けたハージは、そのままゆっくりと崩れ落ちました。
イーサ:
「ハ……ハージ……さん……?」
(カダを睨み付けて)
「カダーッ! 貴様ーッ!」
カダ(GM):
「ば……馬鹿な……」
攻撃を加えたカダ自身も、突然の出来事に驚きを隠せない様子です。
イーサ:
「ハージさんをよくもッ!」
カダに攻撃。命中値は、(コロコロ)9。
カダ(GM):
カダは“全力回避”を選択。(コロコロ)回避値11で、その攻撃を回避しました。
アゼル:
あーあ。ここで止めを刺せないとか、やっぱりイーサはヒーローに成りきれないんだな(苦笑)。
イーサ:
いや、別にヒーローを気取るつもりもないし、あとはエルドがいるから大丈夫だ。
エルド:
任せてください。ドンピシャで僕の番です。では、カダに“エネルギー・ボルト”を撃ち込みます。
カダ(GM):
ならば、カダは今度こそ“移動回避”を選択します。“全力回避”の効果も継続中です。
「2度も同じ手を食うかよッ!」
イーサ:
ならば、その“移動回避”を阻止する!
カダ(GM):
いいでしょう。勝負! 回避値は、(コロコロ)13。
イーサ:
こっちの“離脱阻止”は、(コロコロ)支配値14で止めたッ!
カダ(GM):
「なッ、なんだとッ!?」
GM:
エルドの放った“エネルギー・ボルト”を横に飛びのいて避けようとしていたカダでしたが、イーサのダガーの刃がそのカダの動きを先回りしました。突きつけられた刃を前にして、カダの動きがピタリと止まります。
では、エルド。行使判定とダメージ判定を行ってください。カダは“移動回避”を選択してそれに失敗したので、行使判定が1ゾロでなければクリーンヒットします。
エルド:
了解です。行使判定は、(コロコロ)成功。ダメージは、(コロコロ)クリティカルしました! (コロコロ)ダメージは合計16点です!
カダ(GM):
「ク……クソッ……。こんな……奴らに……このオレ様が……」
背中に“エネルギー・ボルト”の直撃を受けたカダは、そのまま前のめりに倒れました。生死判定は、(コロコロ)成功したので昏倒状態です。
GM:
この段階で敵はリーダーを失い、戦力も半数以下になったので、士気判定を行います。(コロコロ)まだ残っていた軽戦士Aと重戦士Aは、両方とも士気判定に失敗しました。
これから彼らは逃走に入りますが、追撃しますか? しなければここで戦闘終了とします。
アゼル:
カダさえ押さえておけば、あとは寄せ集めだ。追わなくていいだろう。
こうして、人質を2人取られるといった不利な状況で始まったカダとの戦いは、奇跡的にひとりの犠牲者を生むこともなく、なんとか無事に終了しました。
おまけ:戦闘ログ、戦闘中の大まかな動き