GM:
では、宮国紀行の第3話を開始します。よろしくお願いします。
一同:
よろしくお願いします。
GM:
セッションを進めていく前に、まず、第3話から適用される新ルールについての説明をしておきます。
バランス調整のために第3話から適用されたのは以下のルールです。
イーサ:
おお! “可能性”がかなり使いやすくなったな。
エルド:
確実に恩恵を得られるようになったのは大きいですね。
アゼル:
(遠い目をして)貴重な“可能性”が無駄打ちに終わるのは悲しいからなぁ……。
GM:
これまで、アゼルはせっかく“可能性”を使っても、その後の判定で失敗してばかりでしたからね。
イーサ&エルド:
(苦笑)
GM:
続いて、前回の経験点を配布します。
ハージを除く隊商参加者全員が無事にカラーラに到着できたので、ミッション成功経験点が500点入ります。それに、行軍経験点282点と、戦闘経験点99点が加わって、各自合計881点の経験点が得られます。あとは、それぞれ、1ゾロ・6ゾロで得た経験点や訓練した分の経験点を加えてください。
一同:
了解ー!
エルド:
行軍経験点が結構大きいですね。
GM:
行軍経験点は危険なルートを移動すればするほど多くなりますよ。レベルを上げたければ、どんどん未開地を踏破していってください。運がよければ、戦闘せずに経験点を稼げます。
アゼル:
でもそれをやったらライオンの群れとか、それ以上に強い敵とかと遭遇する可能性だってあるんだろ? そんなことしてたら命がいくつあっても足りんわ(苦笑)。
こうして、前回までの冒険で得られた経験点を使って、各PCのレベルアップが行われました。第2話開始時点での成長はありませんでしたが、2回の冒険を経て、PCたちも少しは成長できたでしょうか? 物語的には結構大きな経験をしたはずですが……。
GM:
はい。それでは各自、今回の成長を報告してください。
アゼル:
まずは俺から。俺は戦闘レベルを3に成長させた。熟練点は片手剣に投入。戦闘レベルを上げたことで士気判定に成功しやすくなったな。
エルド:
それはよかった。ぜひこれからは敵前逃亡しないでもらいたいところですね(笑)。
僕のほうは、ライト・ウォリアー技能レベル1を取得しました。ライト・ウォリアー技能のオプション行動として“全力回避”を習得しておきます。これで敵の攻撃をかなり回避しやすくなります。
GM:
前回は野盗の軽戦士に隣接されて、あわやタコ殴りにされるところでしたからね。
エルド:
そうなんですよ。自分の身は自分で守れるようにしておかないと。なにせ、盾役がいまいち信用できませんからね。
アゼル:
くそー。汚名返上してやるから、今に見てろよ!
イーサ:
俺もアゼルと同じく戦闘レベルを3に成長させた。熟練点を短剣につぎ込んで、新たに短剣の技巧レベル1を取得。
GM:
了解です。全員が少しずつ戦力アップしたようですね。
では、成長報告が終わったところで、第3話の本編を進めていきましょう。
戦闘レベルを3にしたアゼルとイーサは、今後技能レベルも3にすれば下級騎士に匹敵する実力を身につけることになります。戦闘力だけでなく、言動もそれに伴うようになれば一人前ですが……さて、どうなることやら。