LOST ウェイトターン制TRPG


宮国紀行イメージ

宮国紀行 第4話(12)

 無事にジャッカルを撃退した一行は、豪雨をやり過ごすためにその場で12時過ぎまで休憩をとることにしました。すると、時間の経過に伴い、強く打ち付けていた雨も徐々に弱まってきたのでした。

ギュリス(GM):
 ギュリスは幌馬車の中から外の様子をうかがうと、「雨、少し弱まってきたんじゃない?」と呟きました。

イーサ:
「ふむ。そろそろ出発するか?」

アゼル:
「そうだな」

GM:
 出発の前に、12時を過ぎたので赤毛の女性の毒進行判定も行っておきましょう。誰か代表者として、《2D+2》で目標値2の判定を行ってください。1ゾロ以外であれば、彼女が息を引き取るということはありません。まあ、1ゾロを振ってしまって、即死亡、即ミッション失敗となってもなんですから、代表者は判定時に“可能性”を使っても構いませんからね。

エルド:
 そうなると、“可能性”を使い切っているアゼルさんは除外ですね。

イーサ:
 それなら俺が判定しておこう。(コロコロ)よし、とりあえず成功。しかし、1ゾロを振らなければ死なないなら、当分は持ちそうだな。

GM:
 誤解のないようにあらかじめ説明しておきますが、今の判定は今後12時間毎に行ってもらいます。その際、難易度が最低でも1ずつ上がっていくので、時間が経つにつれて死の可能性は高まりますからね。もちろん、安静にしていなければ、さらに難易度の上昇速度は加速することになりますので注意してください。

赤毛の女性(GM):
「ハァ、ハァ……」と、荷台に横たわる赤毛の女性は荒い息をついています。

ニルフェル(GM):
 その隣について女性の容体を診ていたニルフェルは、彼女の額に手を当てて「熱が出てきているようです」と心配そうに声を発しました。

イーサ:
「そうか。先を急いだほうが良さそうだな……」
 それじゃ、速足で次のOV地点まで移動しよう。

GM:
 はい。それでは移動による遭遇判定をどうぞ。

イーサ:
(コロコロ)よし。遭遇せず。

GM:
 了解です。ならば、あなたたちは14時頃にニメット川右支流のOV地点へと到達することになります。さて、OV地点に到着したところで索敵判定を行ってください。

アゼル:
(コロコロ)俺が一番高くて、10。

GM:
 PC側の最大値は10ですか……。そうすると、最初に気がついたのはギズリということになりますね。川まであと50メートルほどの地点まで行ったところで――

ギズリ(GM):
「お? どうやら橋の前に人がいるな。4、5、6……全部で7人か? なんだありゃ?」とギズリが声をあげました。

アゼル:
「そいつらの武装は?」

ギズリ(GM):
「んー。さすがにハッキリとは見えないが、盾みたいなもんを持ってるみたいだぞ」

アゼル:
「うーむ。なんだろうな? まさか検問か?」

エルド:
「村の近くですし、見張りについてる自警団とかじゃありませんか? だとしたら、ここであまり警戒心を持たれるようなことはすべきではないと思います」

イーサ:
「よし、もう少し相手の様子がわかるまでは、このまま近づいていくとしよう」

GM:
 では、とりあえず残り40メートルまで進みます。その段階では相手側の反応はありません。まだ近づきますか?

イーサ:
 ああ。反応があるまでそのまま近づく。

GM:
 30メートル……。15メートル……。12メートル――。そこまであなたたちが近づいて来たところで、橋の前に立つ男のうちもっとも大柄な男が野太い声を発しました。

大柄な男(GM):
「止まれッ!」
 その男はラメラー・メイルを身にまとい、ラージ・シールドとトライデントを手にしています。

GM:
 それ以外には、スケイル・メイルに片手剣とスモール・シールドを装備した男が2人、ハード・レザー・アーマーに両手剣を装備した男が3人、マジック・ローブと片手杖を装備した男が1人、計7人の男の姿を確認できました。男たちは橋の前に陣取っています。

アゼル:
 こいつら、もしかすると自警団じゃなくて野盗なんじゃないか? この橋を渡りたければ通行税を払え――とか。

エルド:
 そんなこと言ってきたら、迷わず“ファイア・ボルト”を撃ちこみますけどね(笑)。

アゼル:
 相手の装備をみた段階で、こいつらが自警団なのか野盗のたぐいなのかの判断はつくものなのか?

GM:
 そうですね……。とりあえず、彼らの装備には所属を現す紋章などは見当たりません。ちなみに、話しかけてきた男の大楯の表面は黒一色で塗りつぶされています。もしかすると、紋章などを塗りつぶしているのかもしれませんね。

セルダル(GM):
 御者を務めていたセルダルが、「どーする?」とイーサのほうへと目を向けて指示を仰ぎました。

イーサ:
「なんだか物々しい恰好だな……。ひとまず馬車を止めて話を聞いてみるとするか」

セルダル(GM):
 イーサの指示を受けたセルダルは、手綱を引いて馬車を止めました。

イーサ:
 馬車から降りて、男たちのほうに少し近づいてみる。

大柄な男(GM):
 馬車から降りてきたイーサに対して、大柄な男が話しかけてきます。
「オマエら、いったいどこに行くつもりだ?」

イーサ:
「俺たちはこの先にあるデミルコルという村に行くところだが、それがどうかしたか?」

大柄な男(GM):
「ほう。デミルコルね……。その馬車でデミルコルに向かうってことは、つまり……この橋を渡るってわけだな? だったら、通行料を払ってもらおうか」

アゼル:
 ぬわっ。やっぱり野盗だったか……。

イーサ:
「なぜ、お前たちにそんなものを払わなくてはならないんだ?」

大柄な男(GM):
「そりゃ、この橋がオレたちのものだからさ」そう言うと、男は顔をにやけさせながら背後に控える者たちに「なあ?」と声をかけ、同意を求めます。その様子からして、どうやらこの男が野盗のリーダーであるようです。

エルド:
 GM。他の人が会話をしている間に“瞑想”を開始してもいいですか?

GM:
 それは構いませんが、“瞑想”したことは相手にもわかってしまうので、その段階で会話が中断されて戦闘開始となる可能性が高いですよ。それでも良ければどうぞ。

エルド:
 うーん。だったらやめておきます(笑)。

野盗のリーダー(GM):
 では、大柄な男あらため野盗のリーダーは話を続けます。
「この橋を渡るのに通行料が必要だってことを知らねぇとは、どうやらオマエらよそ者だな? だったら、今回は勉強料込みで、1人頭500銀貨で許してやる」

イーサ:
「500銀貨だと?」
 意外と安いな……。

野盗の子分(GM):
 そこで、それまで後ろに控えていた野盗の子分がリーダーに対して小さな声で耳打ちしました。
「アニキ。あの馬車は上層民の奴らが使う上等なもんですよ。500銀貨なんてケチなこと言わず、もっと吹っかけてやりましょうぜ」

野盗のリーダー(GM):
 野盗のリーダーも小声でそれに返します。
「そうか……。なるほど。わかった」

エルド:
 なんだかお茶目な野盗ですね(笑)。

野盗のリーダー(GM):
「おおっと、間違った。1人頭1,000銀貨で許してやろう」と、野盗のリーダーは訂正します。

イーサ:
「1,000銀貨だと?」

野盗の子分(GM):
 野盗の子分は慌ててリーダーの袖を引っ張ります。
「ちょ、ちょっと、アニキ。1,000銀貨じゃ少ないですって。あの馬車を引いてる馬を売れば1万銀貨は下りませんよ。ですから、もっと吹っかけてやりましょうぜ……」

野盗のリーダー(GM):
「ん、そうか?」
 野盗のリーダーは再びあなたたちのほうへ顔を向けると、「違った。1,500銀貨で勘弁してやる!」と言い放ちました。

一同:
(爆笑)

エルド:
 イーサさん、どうします? この感じだと、軽く倒せるような気がしますけど(笑)。

アゼル:
 たしかに、なんとなくいけそうな気がするな(笑)。

イーサ:
 うーん。そうだな。できればことを荒立てるようなことはしたくなかったんだが……。

ギュリス(GM):
 そんなところで、「ちょっと、いつまでチンタラやってんの?」と言いながら、ギュリスが荷台から身を乗り出してきました。そして、ギュリスは野盗たちを睨み付けると、「あなたたち、さっさとそこを開けてあたしたちを通しなさい。こっちは先を急いでるんだから!」と言い放ちます。

GM:
 すると、ギュリスが顔を見せたことで、野盗たちがにわかにざわつきはじめました。

野盗の子分(GM):
「女だ! 女を連れてやがる!」と、野盗の子分が嬉々とした声を漏らします。

野盗のリーダー(GM):
 野盗のリーダーも卑下た笑みを浮かべました。
「こいつは1,500銀貨でも安すぎだったな……。素直に金を払わねぇってんなら、こっちにも考えがあるんだぜ?」

イーサ:
「……悪いが、お前たちに払う金はない。ここは力尽くでも通らせてもらう」

アゼル:
 イーサがそう言ったなら、それにあわせて俺も剣を抜いた。

野盗のリーダー(GM):
「おおっと! オレたち相手に戦おうっていうのか? 悪いことは言わねぇ。死にたくなけりゃやめときな」そう言って野盗のリーダーは凄んでみせます。

イーサ:
「野盗風情が……。粋がるのも大概にしておけ。でないと、後悔することになるぞ」

野盗のリーダー(GM):
「はんッ! 粋がってるのはどっちだかな。これまで似たようなことを言ってオレたちに歯向かってきた奴らは、一人残らずおっ死んじまったぜ? ……まあ、そっちがその気ならいいだろう。おい、野郎どもッ!」

GM:
 リーダーの号令に、他の野盗たちもそれぞれの得物を構えました。

野盗の子分(GM):
「アニキ。どーせ、女の姿が見えたところで、金の支払いだけで通してやる気はなかったんでしょ?」

野盗のリーダー(GM):
「へっへっへっ。バレてたか。んじゃ、力尽くで言うこと聞かせてやるとするか!」

GM:
 では、ここから戦闘開始です(と言って戦闘マップを提示する)。

ニメット川右支流に架かる橋

 こうして、小雨の降る中、ニメット川右支流に架かる橋を前にして、野盗たちとの戦いが始まりました。ジャッカルとの戦いを経て、個ではなくパーティーとして力を発揮することを覚えつつある一行の真価が問われる戦いです。

GM:
 まず、ギュリスの行動からです。

ギュリス(GM):
 ギュリスは野盗のリーダーに対して“隙をみつける”を実行します。(コロコロ)判定は成功。
「フンッ。大きな口を叩いていたわりに、てんで隙だらけじゃない」ギュリスはそう言って野盗のリーダーをこき下ろすと、あなたたちに対して「さあ、あなたたち、こんな奴ら返り討ちにしちゃいなさい!」と号令を下しました。

アゼル:
 リーダーでも隙が見つけられるってことは、やっぱり大した連中じゃなさそうだな。

エルド:
 そうかもしれませんが、後ろにいるマジック・ローブを着た男が不気味です。あれを早めに倒しちゃいましょう。“ファイア・ボルト”を撃つために4ウェイト“瞑想”します。

魔法使い(GM):
 では、敵の魔法使いは3ウェイト“瞑想”します。

イーサ:
 エルドよりも短い“瞑想”をしてきたな。

エルド:
 “エネルギー・ボルト”か“ダークネス”を唱えてくる気でしょうか。先を越されると厄介ですね……。

 このキャンペーン開始以来初となる魔法を使う敵の登場です。これまでもたびたびエルドがその活躍を見せつけてきたように、LOSTの戦闘ではいかに魔法使いを有効に働かせることができるかが勝敗を分ける重要なポイントになります。

野盗のリーダー(GM):
 続いて野盗のリーダーの行動です。
「どうした? かかってこないのか? だったら、こっちから行ってやる!」そう言い放つと、野盗のリーダーは“迎撃移動”でイーサの一歩前まで前進してきました。

アゼル:
 じゃあ、こっちも“迎撃移動”で野盗のリーダーに接敵。

セルダル(GM):
「のこのこ出てきやがって。一気に片付けてやるッ!」セルダルはそう叫ぶと、“迎撃移動”で野盗のリーダーの横手に向かって駆け出そうとします。

GM:
 誰かセルダルのことを止めますか?

アゼル&エルド:
 ……。

イーサ:
 まあ、大丈夫だろ。

GM:
 了解です。まったく、セルダルはお馬鹿な子だなぁ(笑)。

一同:
(失笑)

野盗の子分A(GM):
 では、野盗の子分Aが“迎撃移動”でセルダルの側面から接敵します。

野盗の子分D(GM):
 それに続いて、野盗の子分Dも“通常移動”でセルダルの背面に回り込んで隣接します。

アゼル:
 ありゃ? セルダル、囲まれてるな。やばいぜ~(笑)。

 ジャッカル戦に続いて、この戦闘でもセルダルは前がかりになってしまいます。前回はイーサの命令で隊列を守ったセルダルでしたが、今回は誰もその動きを止めてはくれませんでした。

 こうして敵味方の前衛たちが位置取りを決めていくなか、一足早く魔法使いたちの戦いが始まりました。

GM:
 次は……エルドの行動です。

エルド:
 よし、敵の魔法使いよりも先に僕の行動順が回って来ましたね。では、魔法使いに“ファイア・ボルト”を撃ちこみます。同じ職業同士、ここは負けられません。

魔法使い(GM):
 敵の魔法使いの魔法抵抗値は(コロコロ)14です。

エルド:
 えッ? 思っていたよりもかなり高いですね……。

GM:
 相手はマジック・ローブを装備してますからね。

エルド:
 うーん、それじゃ仕方ないですか。(コロコロ)行使値は11。ダメです抵抗されてしまいました。ダメージは(コロコロ)……ああ、低い。物理ダメージ8点と魔法ダメージ3点です。

魔法使い(GM):
 それでも一応ダメージは通ったので、敵魔法使いの“瞑想”が中断される可能性はあります。魔法使いの精神抵抗判定は(コロコロ)ギリギリ成功です。

エルド:
 くそッ! “瞑想”を止められませんでしたか……。

魔法使い(GM):
 そして、エルドの“ファイア・ボルト”に耐えた魔法使いは、お返しとばかりに魔法を発動させます。唱えた魔法は“ディジィ・クラウド”です。

一同:
“ディジィ・クラウド”!?

“ディジィ・クラウド”
 半径6メートルの空間に、眩暈を引き起こす霧を発生させるレベル2黒魔法です。眩暈を起こした者は次回行動順のタイミングが4ウェイト遅くなるとともに、次回行動までの間のすべての判定値に-1のペナルティを受け、さらに精神集中を必要とする行動を実行中の場合は、それを中断させられてしまいます。

魔法使い(GM):
(コロコロ)行使値14で発動。その範囲にはニルフェルを除いたあなたたち全員が含まれます。魔法抵抗判定をどうぞ。

アゼル&イーサ:
(コロコロ)魔法抵抗失敗。

エルド:
(コロコロ)やった! 15で成功です。

GM:
 ギュリスとギズリは、どちらも魔法抵抗に失敗しました。

アゼル:
 ぬおっ。手番が回ってくるのが遅くなるのはきついな……。

イーサ:
 俺、この戦闘始まってからまだ1回も行動できてないんだが……(汗)。

野盗のリーダー(GM):
 続いて野盗のリーダーの行動です。
「どうだ? 頭ん中、気持ちよくなっただろ。んじゃ、そのままこいつの餌食になってあの世に行っちまいなッ!」そう言って、野盗のリーダーはトライデントを振りかぶるとアゼルに向けて勢いよく突き出しました。(コロコロ)命中値は10です。

アゼル:
 盾で“ディフレクト”。(コロコロ)ペナルティ入れて10で成功。危ねぇー。ピッタリ弾いた! 盾装備してて良かったー!

野盗のリーダー(GM):
「チッ!」
 野盗のリーダーは舌打ちしつつも、「いまだ、野郎どもッ! 男は全力で殺せッ! だが、女と馬には手を出すなよッ!」と号令をかけます。

野盗の子分たち(GM):
「わかりやしたッ! アニキッ!」そう号令に応える野盗の子分たちは、自分たちが優位に戦いを進められていると感じているためか、士気が高揚しているようです。

野盗の子分C(GM):
 お次は野盗の子分Cが“迎撃移動”でアゼルの側面に接敵します。

GM:
 野盗の子分Cの移動によって、セルダルの四方は完全に塞がれる格好になりましたね。

アゼル:
 あらら……。これって本気でやばくない(汗)?

 先ほどまで冗談交じりに笑っていたアゼルも、ここに至ってようやく自分たちの置かれた状況に気づき始めました。しかし、すでに戦いの主導権は野盗たちの手の中にあります。

 敵の“ディジィ・クラウド”作戦にまんまとはまってしまった一行は、エルドの手番が回ってきたところで、ここが勝負どころだと慎重に次の差し手を考え始めました。

エルド:
 僕としては、魔法使いに対して“ファイア・ボルト”を生撃ちして、早めに倒しておいたほうがいいと思うんですが……。

イーサ:
 いや、さすがに“ファイア・ボルト”の生撃ちで精神点を10点も消費させるのはまずいだろ。俺たちはこのあとモノケロースとも戦う予定なんだから、ここで消耗しきるのは避けたほうがいい。

アゼル:
 でも、出し惜しみしてるとここで全滅させられかねないぞ。もう一回“ディジィ・クラウド”を食らいでもしたら、もう勝ち目ないだろ。

イーサ:
 だったら、エルドに“ダークネス”を生撃ちしてもらって、いったん仕切り直すってのはどうだ? それなら、精神点の消費も3点で済む。

エルド:
 うーん。でも、それだと相手にも時間を与えることになりますし……。

一同:
(しばらく悩み続ける)

アゼル:
 まあ、どっちにしても俺は正面切って戦うしかないから、細かい作戦は魔法班に任すよ。俺は魔法使いをプレイしたことがないから、正直どっちの作戦が有効なのかわからないし。

エルド:
 それ、完全に脳筋発言じゃないですか(笑)。

一同:
(爆笑)

 このときの相談は、実に30分近くにもおよびました。そして、“ファイア・ボルト”と“ダークネス”のどちらを生撃ちするかで揉めていたイーサとエルドでしたが、最終的に両者が歩み寄る形となり――

エルド:
 それじゃ、魔法使いに対して“エネルギー・ボルト”を生撃ちします。(コロコロ)クリーンヒットで物理ダメージ9点です。

魔法使い(GM):
 その攻撃で魔法使いの生命点は残り半分を切りました。(コロコロ)しかし、士気判定には成功したので、まだ戦線離脱はしません。

イーサ:
 くそッ。耐えられたか……。

エルド:
 うーん。“ファイア・ボルト”だったら、倒せていたかも知れませんね……。

GM:
 さて、何とか魔法使いが踏みとどまったところで、ここからはいよいよ野盗たちの本領を発揮させてもらうとしましょうか!

 戦闘前のやり取りで野盗たちを甘く見てしまった一行でしたが、世の中そんなに甘くありません。戦いは常に命懸け。非情の戦いが続きます。




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